第8話
お姉ちゃんと来た?
それって、今探してるんじゃないのか?
「そっか、じゃあ、早くココア買って戻らないとね」
「でもね、お姉ちゃん、どこにいるかわからないの…」
…それって、結構ヤバくないか?
なんて話していると、自動販売機が見えてきた。
麻耶ちゃんが喋らなくなり、とりあえず自動販売機を目指す。
人混みで時間がかかり、5分ほどで自動販売機の前にたどり着いた。
「麻耶ちゃん。
着いたよ」
「…」
あれ、もしかして。
胸元から聞こえるスースーという呼吸に、嫌な予感がしてきた。
え、まさか…
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