第16話
みんなが固まった。
「け、結婚って…、じゃあ、お姫様役は桜子ちゃんで決まりってことね!」
先生が動揺するのも無理は無かったが、私の方がもっと動揺していた。
司の言葉と同時に、みんなの視線が一斉にこちらを向いたのもそうだが、"結婚"という言葉に、子供ながらに動揺したんだ。
「…司、すごいな」
「いや、司ちゃん、なにもかんがえてないよ」
みんながこっちを見て色々言うなか、私はゆっくりと司の隣に置いてあった椅子に座った。
「桜子」
何故か緊張した。
ゆっくりと横を向くと、真剣な表情をした彼がいた。
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