第14話
いきなり尋ねられた司は驚いたように辺りを見ていた。
13人の中でも、アヤコちゃんが特に積極的で、いつも司に話しかけて行っていたから、今回も最前列でアピールしていた。
司のお父さんが大きな会社を経営しているように、アヤコちゃんも同じらしく、周りには1番近い立場だと言っている子だった。
「司くん、どうしたい?」
考える時間を与えれば良かったのに、大人の都合で早く結論を出そうとする。
「司ちゃん、きまってるならはやくいえばいいのに」
「そうだね。
司、わざといわないでいるよ」
私には、キミちゃんと洋太くんの言うことがわからなかった。
「きめた」
司の言葉にみんなが注目した。
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