SIDE 龍太郎

ついに言えた。

もっと早く言うべきだった話だけど。

子供の話をして、みんなはかなり驚いている。

大好きな笑ちゃんが産んでくれた、大切な子供たち。

最近の、２人揃って出迎える姿はなんともいいようのない可愛さ！

勿論、笑ちゃんが１番だけど。

とにかく大好きで、誰にも渡したくない。

こんなに気が許せるのは笑ちゃんしかいない。

もう可愛くて可愛くて…。

恋は盲目とはよく言ったものだ。

あまり友人には知らせていなかったけど、昔の友人が今の俺を知ったら、相当驚くと思う。

誰かをここまで好きになったことがない。

それほど、彼女はなくてはならない存在。

そんな彼女とは全ての相性がぴったりで。

お互いきょうだいの人数が多かったから自分たちの子供もそのくらい人数多くしたい。

そんな考えも一緒だった。

忙しくて難しいかも知れないけど、４人は欲しい…なんて思う。

そんな俺たちには決まりごとがあって。

毎年のプロポーズした日…笑ちゃんの誕生日が、その可能性を大きくする日だって決めていて。

くだらないって思うかもしれないんだけど。

…仕事が忙しいからそういう決まりごとくらいないと出来ないという…。

ちなみに、今日がその日。

笑ちゃんは31歳になる。

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