第44話
「結婚式は…お互いの両親など親族だけで行いました」
「はい…お互いに親族多いもので…。
友達などにも知らせずとりあえず…」
そう。
龍太郎も私もきょうだいが多くて、それぞれの兄弟の家族だけでかなりの人数になるのだ。
とにかく出向や諸々理由もあったし、親族は確実に出席を狙ったら急ぐしかなかった。
「そうなのか…とりあえず…。
そんなに急ぐ理由があったのか?
まぁ、じゃあ、次は子供が出来たときはちゃんと報告しろよ!」
医局長の言葉に、近くで2人も頷く。
「えーっと…
実は3歳の息子と娘がいるんです」
「はい…」
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