エピローグ~ホームラン~

第10話

前略


7月某日。


高校野球、予選 真っ只中。


晴れ渡る空。力の限りプレーする球児たち。


走るボール。うなるバット。


熱の入る応援団。



昨日、彼女からメールが届いたんだ。


メールと言ってもケータイのではない…

アナログな、〔手紙〕。


ただ今、遠距離恋愛中♪



文末に こう書いてあったんだ。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


“もう《ホームラン》

   打ちましたか?”



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      ‥ってね☆



そう♪僕は、本命高校に余裕の合格!高校野球でユニホームを着れたのだぁ♪



でもね…

あゆみちゃん、ちょっと気が早いんだよね★まだ 僕らは1年、〔球拾い〕〔基礎体力づくり〕しか させてもらえないんだから。(笑)背番号も もらって無いし…ね☆



追伸、


今年の夏は暑いよね…

ジリジリと日差しが照りつける…


蝉だってバテバテなんじゃないかな?



そして

僕は空を見上げ思った…


『明日、晴れるかな…』




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

☆         ☆

☆ 明日、1年ぶりに ☆

☆  僕らは出逢う ☆

☆         ☆

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



         完。

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