第30話
サナトレの顔は不安に包まれていた。
「根拠は?」
「この、切り株は…アスラットがやった跡だもの…。でも、どうやって来たの?」
アリウスは空を見上げた。
「夜。ですか…」
おもむろにアスラットへ寄り、手を取る。
「遺体の状況から、半日程…」
「何…やってるんだ?」
やっとスルムも重い口を開いた。
「僕の仮説ですが、恐らく僕たちは、キセキさんと魔王の魔力でここまで飛んできたのでしょう」
「間違いないだろうな」
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