@その掌の繋がりの中で、彼は小さく死んでいった

第20話

「キャアア!アスラット!!」

「アスラット!!」

スルムがアスラットを仰向けにした。


「なんであんなっ!」

「…勝ったろ?」

口から血が零れた。

「アスラット!」

キセキもアスラットを覗き込む。


アリウスが魔法をかけようとするのを止めた。

「アリウス、無駄だ」

「完治までいけなくとも、血を止めるだけ……」

「アスラットに魔法は効かないんだ」

全員の視線がキセキに向く。


「何…言ってんだ?」


スルムの声は震えていた。

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