第168話

スルムはオクオリの死角に回っていた。

尻尾から駆け登り顔にパンチを繰り出す。が、爪の鞭で弾き飛ばされた。


空中で身を反し着地する。

舌打ちした。


曲芸紛いの武術だって、当たりゃしねぇ…


「ごめんね、スルムさん!」

「気にすんな!集中集中!」

中々防御壁が出来ないサナトレは焦っていた。それを爽やかに笑って返す。


残骸の中から、アリウスが飛び出してきた。

回された尻尾の先端に手を付け跳んだ。風の魔法の力を借りて、勢いもついてるので、伸ばした足がオクオリの頬に命中した。


「ぬぅっ!」


まずは一撃…

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