第153話

「カリア、そっちは崖だ」

カリアの言っている事はわかっていた。

わかりたくないと駄々をこねる程の年齢でもないし、プライドが許さない。


だから、笑って誤魔化した。


いつの間に、こんなに歪んでしまったんだろう?……


素直になれればラクになるだろうか?


クレイモアを抱きしめたまま、立ち尽くした。

「髪…また伸ばせよ」


待て…待てよ…

待って……


「罪を償え!」


いかないで……


裏腹なことを言う自分は可愛くない。憎たらしい。

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