@一体何処までが不運で、何処までが呪いになるんだろう。

第146話

剣を握っていた左手が痺れたが、柄は離さなかった。


……戦いの時は独りだ…

そう思っていたけれど、キセキぐらいには手助けしてもらってもよかったかな?


薄ら汗ばむ鼻先に触れて指を見ると血が付いていた。


負けるわけにはいかない…

仲間が待ってる…


ユングに還ったら、また独りになるのだろうか?

それはちょっと嫌だな…


軽く息を弾ませながら、呆然と剣を見詰めて、気弱なことを考えたのでふっと笑った。


…だけど、今は独りじゃない

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