第73話

椅子に座りながらオリシア。様子の変化に気付いてないはずがなかった。

「差し詰め、モンスターの事じゃない?」

「…うん……オリシアさんも?」

「ああ」

オリシアは腕を組む。

「予言を受けてこのかた、モンスターの群れによく遇うし…凶暴化している気がしないでもない」

言って目を細める。


「僕も思ってました」

アスラットがキセキを一瞥すると視線がぶつかった。

「みんな同じってことか。でも、悩んだところで解決しないだろ。…魔王倒さない限り、続く」

アスラットにしては珍しく真面目だった。


「でも…一年前と違う感じがするのですが……」

アリウスが顎に手を当てて呟く。

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