第65話
青年が話掛けてるのは、自分しかいなかった。
「ちょっと待て」
次の口を開く前に止めた。
「ん?」
にこにこしたまま青年が首を傾げた。
「母親とか…誰が?」
「え、君」
「なんねえから」
「結婚しないの?」
「…結婚はできる。けど俺、男だから、何をどうしても母親にはなれないぞ」
笑顔のまま青年は一瞬フリーズした。その効果音が鳴ったのが聞こえた気がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。