第49話
その日、こんなふうに野宿している所で予言を受けた。
オリシアは右手に精神を集中させた。
大気中の水分が結晶になり、氷柱になった。
こつこつ魔法を研いてきた成果がここにあった。
それを焚き火の中に入れると、氷柱は溶けた。
あたしはまだ騎士になりたてで…女性騎士は少なかったから、蔑まれていた。
それを兄さんが国王に進言してくれた。
「気に入らねぇな」
口の端で笑いながら、言い捨てたあいつ。
堂々と国王の前で兄を斬り倒した……。
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