第178話

携帯と財布だけ持って長い廊下を歩く

旅館ってだけで凄く広くて長い

そしてすごく綺麗







あたし以外の人は誰もいない

一応気配を消して歩く





永久がどこにいるのかはわからない

そもそもどんな所にいるのかすら検討がつかない




最悪見つけられなかったら飲み物だけ買って帰ろうか

そんな呑気なことを考えてたら中庭にたどり着いた







綺麗な花や木が植えられていて中央には池があった

そっと近ずいて行くと鯉がいた





赤や黄色、白など沢山の鯉







綺麗だ







でも、この鯉たちは自由を知らない

ずっとここで生きてきたんだから


それは可哀想?






誰かが言ったのを思い出した








違うよ

それが幸せかもしれない

相手の気持ちもわからないやつが







゛可哀想 ゛






なんて、笑うあいつの顔が出てきた





ははっと皮いた笑みが自然とこぼれていた

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