第158話

潰さなきゃって思えば思うほど








゛あたし゛が、゛あたし゛じゃなくなる








裕みたいにじゃなくて、意識すらなくなる








少し意識が遠くなりかけたとき







もうダメだなって思った時









不意に声が聞こえた







「波流ちゃん!!!!!」







それは裕があたしを呼ぶ声で








私に手を伸ばしてる









ガンッ








裕に抱きしめられて近くで音が聞こえた








鈍いなにかと何かが当たった音









どっかで聞いたことある…よく聞いてた







嫌な音








「ゆ、う」








「波流…ちゃんは…大…丈夫…?」









「裕!!!!!!!!」

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