第153話

「この声って」









「秋かな」










声が聞こえたのは反響してよくわかんなかったけど、多分上だ









永久が着いてるから大丈夫だと思うんだけど








少し心配










「波流ちゃんごめん







俺から離れないでね」









「え?」









突然手を握られて階段をかけ上る









「永久から連絡入ったんだけど、《何かいる》らしいんだよね」









《何かいる》って…










「幽霊の類??」







「…違うみたい








永久は信じてないし、多分俺たちにとったら厄介な相手かもしれないね」









それって









「羅刹…」











「どうだろ、わかんないけど





屋上までこいって言ってるから行くけど大丈夫?」







このペースで大丈夫かって心配だよね







今は3階ぐらい









外から見て、10階はあった







あたしなら余裕だけど









「大丈夫だけど、下からなんか来てるみたいだよ」








下から複数の足音が聞こえる

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