第29話
階段を登りきると一つの扉があった
今見た中で一番きれいだった
ここにいる
麒麟の幹部たちが絶対いる
初めて会うからドキドキする反面
あたしが黒狼の総長
氷月なんだってばれるか心配
「大丈夫
怖くないから」
ふっと笑った叶斗がいった
無意識に繋いでた手に力が入っていたみたいで、こわがってるとおもったんだろーなー
叶斗が心配してくれてうれしくなったのは内緒
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