第26話
バイクのところまで行き渡されたヘルメットをかぶる
さっと叶斗の後ろに乗る
あたしが乗ったのを確認してバイクが動き出す
さっき乗ったバイクの速度より速い
行きの時よりあたしに気が回らないんだろう
それだけ重大ということがわかる
初めはバイクで追いかけられていたが、追いつけないとわかったのか
気づくといなくなっていた
叶斗と秋が並列で何か話している
内容はあの男たちのことだとあたしでもわかる
流れていく景色を見ながらのんきに考える
このときあたしの運命が大きく変わったなんて誰も知らない
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