第25話
視線を男から叶斗に戻した
叶斗の眉間にしわが寄る
どうかした?
そう言い切る前に、叶斗に手首をつかまれる
「波流、秋逃げるぞ」
男たちに背を向け歩き出す
突然のことでびっくりする
そんなあたしに気づいた秋が、大丈夫と安心させるようにいった
駐輪場手前で叶斗がどこかに電話していた
「ごめん波流
いまから麒麟の倉庫いくから」
叶斗の焦った顔を見て反射的に首を縦に振る
「あいつら追いかけてきたで!!」
秋が叫んだと同時に、あたしたちは走り出した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます