第21話

「この話は終わり

早くご飯食べよ」




から揚げなんか冷めたら美味しくないし

プリン食べる時間なくなったら困るし






あ、ここのご飯ほんとに美味しい







「ぶはっ」





沈黙を破るように秋が腹を抱えて笑う

それにつられて叶斗も波流らしいと笑った









あたしらしいってなんだろう






「意味わかんない」








少しむすっとした顔をしてみた





秋のバカでかい笑い声で

何事かと周りから注目を浴びて恥ずかしい







それでも恥ずかしい反面

安心した顔が見れてほっとした






「じゃあこれからもよろしくな」







「ほなさっそく、今日遊びにいこや!!」







叶斗、秋と順に笑顔を向けられる







「もちろん」







あたし達は麒麟や鬼龍の話を

興奮した秋から聞きながら

残りのご飯を食べた

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