第3話
そう言いきって、また歩き出す
「あ?ちょっと付き合えって」
ガッ
緑頭に手首を掴まれた
必然的にあたしの足は止まるわけで
こいつ力一杯に握ってやがる
「しつこい
結構って言ってんじゃん?」
「ひっ」
緑頭が小さな悲鳴をあげた
ただ笑っただけなのに
失礼なやつだな
殺気を少し込めた笑顔
その顔を見た途端、手が離れた
正面にあるのは、緑頭の真っ青な顔
髪の色とほぼ変わんないよ?
下手したら緑顔になってるんじゃ
「すみませんでしたぁぁぁ!!」
あたしの思想を消し去るように叫んで逃げてく
んー、神代高校って不良校だよね??
思ったよりどうってことないなー
あたしからしたらそんなもんか?
色々と考えながら
あたしはまた、理事長室を目指して歩き出した
その場にいる全員があたしを見てるとも知らずに
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