第2話

周りを見れば、赤、青、黄色々目立つ髪型の人が多いと思う

さすが不良校

誰もとめる人はいないのかな?





そんななかあたしは、真っ黒

朝イチ毛染めスプレーで染めてきた






周りと比べれば逆に目立つ髪色

染めなきゃ良かったかな


でも、正体バレるかもだし、





そんなことを考えながら校舎の中に入っていく







色んな人が好奇の目であたしを見る

小声でも聞こえてくるのは困惑した言葉

けど誰も近寄ってこない




まぁあたしとしては好都合だけどさ

いい気分はしないよね







どんな人がいるのかぼーっと周りを見て見る

あ、目が合った

他の人と変わらない好奇の目

そんな目をする男がひとり近づいてくる






やばい、見すぎた

喧嘩でも売られたらどうしようかな








「そこの姉ちゃん、俺と遊ばねー?」






緑髪の男


この男の発言に少し拍子抜けした




喧嘩なら売られたことはよくあったけど

ナンパは珍しい


人違いかと思って周りを見て見たんだけど、

あたししかいなかった









「遠慮します」

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