約束

第28話

アヤがエイジのことを聞きたいと言った。

エイジはかなり躊躇した。

「あの桜の枝とか、さっきのとか…聞かせてほしいの。好きな人のことを知りたいと思うのは、変?」

真っすぐ見つめてくるから、エイジは根負けした。

「誰にも言うなよ?」

「言わないよ」

「俺、とハヤテとか兄貴たちはさ……」エイジは全て話した。今、自分が知っていることを。

アヤは別段大きく驚いたりすることなく、微笑みに近い表情で頷いて聞いていた。

特殊能力のことも。「桜を散らしたのは、たぶんボムで、さっきのはドームバリア」

「ね、その能力のコントロール?ができるようになったら、何もしなくていいの?」

「定期検診があるんだ。今でも免疫力を上げる薬飲んだりしてる…」

エイジは面倒臭そうに言うと俯いた。

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