第25話
アヤも庭にいた人間全員が何が起こったのかわからずぽかんとしていた。
エイジはアヤには声をかけずに体を離すと、ボールに足をかけリフティングを始めた。
「思い切り蹴飛ばしやがったな?ったく狭いのに…」
独り言を呟いた。
やがて周りが騒めきだす。
エイジは無表情にリフティングを続けていた。
さっきからずっとアヤに背を向けていた。
引いてると思った。が、
「…守ってくれたのね。ありがとう」
反応は逆だった。
リフティングをやめてアヤを見ると、笑っていた。
「……き、気持ち悪くないのか?」
「全然。ねぇエイジ?私、エイジを好きよ。これは恋だと思うの」
「――え?」
「ハヤテくんも好きだけど、少し違うの。電話でハヤテくんとエイジをわかっちゃったの。すごく嬉しかった。なんていうのかしら…とにかく私、エイジが好き」
真っすぐにエイジを見つめるアヤ。
恋なんてしてはいけない…
恋なんてしてはいけない?
エイジも深呼吸すると真っすぐアヤを見た。
「俺も…アヤが好きだ」
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