出会い

第8話

ったく!どいつもこいつも…っ!


エイジはイライラしながら迷路状態の庭園を歩いていた。

「どうせ俺は出来悪いよ!」

悔しくて堪らなかった。


自由に伸び放題の草や枝を乱暴に払いながら進む。


そろそろ業者が手入れに入る頃だ。


「ああくそっ!」

今のエイジにはたかが草や枝すらも欝陶しく、いつもより毒づいていた。


バサッ と

中央の開けたところに出てすぐに、ベンチに少女が座っていたのでエイジは一瞬呆然とした…


少女もエイジが突然現われたのできょとんとしながらこちらを見ていた。

「なんだお前?」

少女に近づく事無く警戒心全開でエイジは聞いた。

少女は一瞬目を泳がせ何か考えていたが、正直に言ったほうがいいと思ったのか、困った笑みを浮かべて

「……迷っちゃって」

と言った。

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