第2話

ハヤテがリビングのソファに深く座り新聞を読んでいると、「父さん」幼い声がした。

誰だ?と顔を向けると小さな子供がいて、一瞬考える。


そうか

私は先日、父親になったんだ――


そう。今目の前にいるのはもともと甥であるショウヘイ。

慌てて笑顔を作る。

「ん、なんだい?」

「ぇっと……」

小さな手にはジャムのビンを持っている。

「蓋が開きません……」それをおずおずと出した。

「どれ?」

ビンを受け取り、蓋をひねる。

開かないので「ふんっ」と力を入れた。

「……ふんっ~…」ぷは! はぁ、はぁ

「よっ……」

いくら力をこめて何度やっても蓋はびくともしない。

ハヤテはビンを睨んで暫し思案する。

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