27

第27話

オッパの文化祭も終わり、私は受験に集中した。


考えた末、通信がある経済学の大学に進むことにした。またそこは地域貢献や課題解決型の授業が年に1回あるらしく私には丁度いい大学が見つかった。


オッパは


「会那が行きたいとこに行きなよ。一緒に行けないのが寂しいけど、迎えには行けるしね!」


と応援してくれた。


おばさんにも行きたい大学を伝え、話した。もちろん了承を得た。あとは自分が頑張るだけ。


そう思いながら勉強をして、共テに挑んだ。


(めっちゃ時の流れ早いけどごめんなさい。)


そして数日後。発表日。


オッパも家で一緒にパソコンで見てくれる。


「やばい、緊張してきた。落ちてたらどうしよ…」

「大丈夫!会那めっちゃ頑張ってたもん!」


そう言われて、2人でソワソワしているとページが更新された。Enterキーをうって番号を探す。


「あった…이거 맞지?!(これだよね?!)」

「それだ!やったね!会那や〜!」

「ありがとう!オッパ!」


来年から大学生に私、なれそうです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る