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第7話

この前のイケメン君との出会いから数日がたち、


午前中は家で出来るアルバイトをしていた。我ながら昼夜逆転もせず規則正しい生活が出来ている気がしている。好きなK-POPアイドルの動画を見ながら作業をする。幸せなひと時だ。


でも、いつもと格段に変わったことといえば…


지훈-ジフン-

おはよう!起きてる?


朝、昼、夜ジフン君からDMが来るようになった。


この前だと、韓国に帰った時に雪が降ってきたらしく動画が送られてきた。

わたしゃあんたの彼女か。そう思いながら、綺麗だねと送ると、

(会那みたいにとっても綺麗だよ♡~)と送られてきた。


私は一切彼に好きと伝えてはいない!なのに、♡←これ普通付けます??!


韓国の友達ができるとこんな感じなのか?と思いながらも作業に戻った。


すると電話がかかってきた、おばさんからだ。


「もしもし~おはよー」


「会那ちゃんおはよう。ご飯食べてる?」


「うん~ぼちぼち笑」(嘘)


「ちゃんと食べてよ~そう言えばそろそろ高校考えた方がいいんじゃない?」


「うん。一応行こうと思ってる所は通信制にしようと思う。」


「分かったわこっちでも通信制の高校調べてみるわね会那ちゃんも少し調べてね~」


「分かった~」


「あっそう言えば優輝が会いたいって言ってたけど?」


「えっ?そうなの。メールすれば良いのに笑」


「本当よね。じゃあそう言っとくわ、じゃあまたね~」


「はーい」


おばさんは優しい。私を娘かのように面倒を見てくれてる、そして私のお兄ちゃんみたいなひとつ上の優輝はよくアポ無しで家に来る。

「はあ、食べろって言われるんだろうな〜」


そう思いながらstargramで


사실은 아무것도 먹고 싶지 않아...입맛이 없어.

(本当は何も食べたくない…食欲無い。)


と投稿してしまった。完全にジフン君の事を忘れていた…

そりゃすぐにDMが来るわけで…

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