5
第5話
ジフンside
「ありがとうお母さん日本旅行すっごい楽しい」
「良かったわお父さんは仕事で忙しいからお土産たくさん買って帰りましょうね。」
「うん笑。ちょっと散歩してきてもいい?すぐに帰るから」
「いいけど、変に絡まれたら直ぐに電話してね。男性でも女性でも。」
「うん、ありがとう。行ってきます。」
僕は韓国人だ。日本の事がとても大好き!!お母さんもお父さんもその事を嫌とは思っておらず家族で日本の料理や文化を楽しむ家族だ。学校では反日の生徒や先生も居るけど僕達の友達は日本のことを好きな友達ばかりだ。
今日はお母さんと念願の日本旅行だ。お父さんは泣く泣く仕事となった。まあ、美味しいもの買ってくるから楽しみにしててね。でも僕はまだ本当の事を家族に言えていない。この旅行中に言えると良いんだけど…そんな事を思いつつ歩いていた。
日本はそんなに寒く無いから良いな…そんなことを思いながら歩いていたら女の子がブランコに座っていた。
月の光に照らされて天使が暗闇の夜のブランコに遊びに来ているようだった。
っていうか僕より年下だよな、こんな夜に1人で何してるんだろ、そう思い声をかけた。
聞いてみると夜間の中学に通っているという。日本の学校はそのような学校もあるんだなと勉強になった。ダメ元でstargramをフォローさせてもらった。
少し恥ずかしくなってホテルへ戻った。後でDMしてみよう。そしてお母さんに留学のことを話してみよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます