第87話

横に飛んでいった椅子が他の物に突っ込んだらしく物凄い音を立てて、物たちが崩れる。


僕は構わずファイティングポーズを取った。

が、敵はどこにもいなかった。


警戒しつつ、辺りを見回すと、銃は案外近くに落ちていて、素早く拾った。


すぐにドアのところへ行き、廊下を伺う。

いつまでも人が出てきそうになく…


あの音………ナイフ?


少し余裕ができると、右腕が痛むのに気付いた。

腕を確かめると、靴跡がついていた。

刺されなかったのが、幸いだ。


さっきの敵が、討ち損じた奴?

だとしたら―――まずい!!


僕は先輩のいる部屋に駆け込んでいた。


部屋を確かめに行った敵は先輩と鉢合わせしてしまう………!


 ガウンッ!!!


リボルバーの音が響いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る