二人ぼっちの戦い

第83話

地下一階に奴らのアジトがあった。


地下に入る階段に一つお菓子の缶を置いた。

これは仲間が後ろから来たとき用。下にスイッチが付いていて、持ち上げると爆発する仕組みだ。


それでも、僕が後方を警戒して歩いた。

先輩がアジトのドアの前に袋型爆弾を置いて戻ってきた。僕とは対面する壁に身を隠す。


先輩の手には小さな起爆装置。そこから爆弾に細く導線がつながっている。

「行くぞ……」

 カチッ ドカン!


「な、何だぁあ!!?」

騒然となる煙の向こうに僕らは持ってきた小型爆弾を投げ込んだ。


終わると、また壁の陰に身を隠し、煙が納まるのを待った。

「何だこれ?」

「お菓子の缶?」

「触るな!気を付けろ。敵はまだいるかもしれない」

何発かこちらに銃弾が飛んできた。

向こうはまだ混乱していて、闇雲に撃ったらしい。


煙はなかなか納まらない。

「換気システムかなり悪いな」

先輩の呟きが聞こえた。


見ると、床に張り付く姿勢で顔と銃をアジト側に向けていた。

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