第80話

私と亀島はひたすら情報を待っては受けの繰り返しだった。

亀島もその後、ホームページの動向を追い続けた。


奴らは、数えただけで、10人程の人間が集まり、計画犯、実行犯、見張り役、通報役など決めていて、


悠太の件以前からも大小幾つもの犯罪をしていた。


「あの人を一人、殺したぐらいじゃ、何も変わらないか――」

パソコンを睨み付けたまま亀島が呟いた。

「ま、そんなもんか」

クルッと椅子で一回転して、スナック菓子をぽりぽり食べる。


――こいつ、実の親を撃つとき

一寸の躊躇いはあったのだろうか?


だとしたら、それが僅かな救いだ……


それよりも………


携帯が鳴った。一度切れて数秒開けてまた鳴る。

マーベラスだが、合い言葉やノックの回数など、今だに結構使ってる奴らが多い。

「はい」

私よ。とかみやんの声。

『やっぱり、警察が仲間に居たわ。潜入捜査ではなさそうよ』

「やっぱりかぁ」

私は舌打ちした。

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