巡る時、近づく終わり(亀島side)

第76話

沖縄で桜が開花したというニュースが流れた三月中旬……


僕らはアジト前に立っていた。


悠太さんを殺した人間がいる所…


約一ヵ月前、二年もかかったのが嘘のように、組織の存在を知った。


いつものように、ハッキングをする前にオンラインをうろうろしていたら、それらしい会話を


  見つけた


サイト内の掲示板。


読んでいくうちに、誰かに確かめてもらいたくなった。

「…先輩――」

画面を睨むように見つめたまま、先輩を呼んだ。

「どうした~?」

近づいてきた先輩に、僕は画面を向けた。

「何でも屋がどうかしたか?」

「この掲示板の会話、どう判断します?」

「あ~?」

先輩が画面を覗き込む。


次第にその表情が怒りに変わる。

「ひょっとすると、本物かも知れないな…。出掛けてくる」

情報屋の所だ。

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