第34話

暫くして、美羽が出てきた。困ったように笑う。

「疲れてるだろうからいいっていったのだけど」

「やらせとけ。奴らの住み処だ」

エイジは美羽の持っていたはたきを取って、指揮者よろしく振った。

「もう」

美羽はおかしそうにくすくす笑った。

「ちょっと待ってて」


そのまま家の中へ踏み込む。

「「「禁煙!」」」

見てないはずのスイたちがそれぞれ部屋から叫んだ。

「さーすが、エリートは違うね」

笑いながら小さく言って、携帯灰皿に押し潰す。

「スイちゃ~ん」

「手伝いなさいよ!」

「…スイ。命令」

おどけて呼んだ時とは対照的に、スイは出てきた。

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