第46話

___1時間後、外から戻ってきた史郎は調べ上げたデータを俺に見せた。


これは…。



「…ただの女じゃねぇか」



データを見る限り何の問題もない。

まさか本当に紅竜の偽物のお姫さんだとはな。


紅竜以外の族と関りは全くないと言っていいほどだ。


…じゃあ、なんであの女は。



「嘘ついてへんかったな、彼女」


「嘘の1つでも出てきたら面白かったのに、か?」


「昴にはお見通しやな」


「はっ…笑わせんな。それにしても似てねぇな」


「妹さんか?」


「あぁ」


「可愛い顔しとるやん。なぁ大悟」



史郎に振られた大悟だが、表情を変えることなく画面を見るだけで、これといった感想も口にはしない。

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