20%

第21話

まずは資金集めをしなくてはならない。

お金がなくては逃げられないし、親からお小遣いなんて貰っていないから。


自分の部屋から物は消えてしまうけど、命には代えられない。



「これと…これも売れそう」



クローゼットや漫画などの本を引っ張り出し、フリマアプリを使って売れるものをすべて売った。

だけど、まだ足りない…もう少し売れるものがないかと探していたら。



「これ」



アクセサリーを入れてある引き出しに、封の開いてないブランド物のネックレスを見つけた。

これは13歳の誕生日の時に何の気まぐれか、両親が唯一くれたものだった。


売るか一瞬悩んだけど、両親もきっとあげたことを覚えてなんかいない…売ったってきっと気づかない。



私は勇気を出してネットオークションに出すと、1週間後ネックレスは1万5千円で落札した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る