第10話

___ピピ…


ピピピピ、ピピピピ



「…ん」



ピピピピ



「んー…うるさい」



けたたましく鳴るスマホのアラーム機能。

開かない目のせいで手探りでスマホを探して音を消した。


まだ眠い…もう少し寝ていたい。

布団に再び潜り込んだ時、ハッとした。



「……え…」



勢いよく起き上がると、今起こっていることに脳がパンクした。

視界に映る手は動くし、ちゃんと見える、透けてない。



「意識もハッキリしてるし…体も痛くない」



ロープを無理矢理とって、擦り切れていたはずの手首の傷も消えている。

何これ、一体どういう事?



「何がどうなってるの?」

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