第123話

「ん、どうしたの?」

タムタが無防備な笑顔を向ける。

「クロスさんを呼びに行ったのですが、いないのです」

勢いよく立ち上がり、レッドが駆け出す。風の如く。


食堂に集まってくる子どもたちと逆に走る。子どもたちをすり抜けて。

階段を駆け上がり、サリッシュの部屋のドアを開けた。

「ちょっと、ムーンちゃん速いよ」

息を切らせてタムタが追い付いてきた。

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