第81話

「それが何かわからない」

「……トゥシューズ、よ。あれは先の方に木が入っているの。それの重さね」

「そうか」

急に興味の無い表情になる。


レッドは緩んだ髪を縛り直した。

「ごめんなさい。独りにしてほしいわ。明日朝、宿で」

言うと、散らばっている資料を集め始めた。


返事もせずサリッシュは歩き出す。タムタは慌てて立ち上がり、少し迷ったあと、レッドに近づける雰囲気ではないのを感じ取り、友人を追った。

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