第25話

「…ムーンちゃん、手……」

タムタは破壊された武器を握り締めている方の手に触れた。

「傷ついてるよ」

タムタが濡らしたハンカチで優しく拭く。


早々に車に乗り込んだ友人の背中を見つかる。

「武器の破片で切れたんだね…浅いし小さいから、平気だよ」

タムタにしては静かな口調と控えめな笑顔。

「サリーも平気?」

「ああ」

振り返らずサリッシュ。

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