第86話
やめて!
頭が痛い!
割れる――っ!!
「オイ、お前らはどうしたい?」
返事が無いので、振り向こうとした男の首筋にピタリと剣が当てられ、男は動作を止めて息を飲んだ。
今、僅かでも動けば動脈から血が噴き出す。男の背中に冷や汗が浮かんだ。
後から強烈な殺気がすぐ背後にスッと立った。
そして、底冷えする声で「その手を離せ」低く一言。
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