第36話

この街まで逃げてきて、やれることは何も無かった。

否、武器の手入れは出来たので、タムタに拾われた当初はタムタの店を手伝っていた。


タムタ以上に武器を綺麗に研くので、まず当然のことながらタムタに仰天された。

「サリーさ……」

「……何?」

「騎士団入れば?」

「武器は振るえない」

「すまん。すっ飛ばした。騎士団で、武器庫維持隊員探してたんだ。今はどうかわかんないけどな。俺に店兼でやらないかって……」

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