拾う者

第5話

仕事を終えて買い物も済んだ男は、茶色い買い物袋を抱えて海沿いの家路を歩いていた。


長い前髪が潮風で少し流れた。瞬間、物体が目の端に写ったように感じた。

「…ん?」

立ち止まり、そちらを向き目を凝らす。


倒れてる……人間?


取り敢えず近くに寄ると果たして人間だった。

「女性…おーい…」

小さく呼び、しゃがみ、荷物を置くと、女を仰向けにした。

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