第59話
事前に書いた手紙は予想通り届いてなく、突然の訪問になってしまったにも関わらず、アリウスとシェッタ王は優しく迎えてくれた。
「僕の友人だよ」
弟に話し掛けるアリウスの表情は、旅をしていた時のどの笑顔とも違い、とても穏やかだった。
ルーイは利発そうな瞳を輝かせて挨拶をした。
王国の薬師を継ぎし者。
アリウスはそれをバックアップしている。
それと、武術師範も。
最近会いに行ったのは、半年前。
「結婚するかも」
なんて言っていた。
まぁそんな年齢だ。
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