5ぺーじ目

かわいい子には旅を

第33話

「キャアア!!」

 ドタ!!


悲鳴と一緒に私はベッドから落ちていた。


もがいたのも悪かったけれど、ちょうど端で寝てたみたい。


「いったーい…」

強く腰と肘を床に打ち付けて擦った。


だってびっくりするじゃない?

耳元で知らない人の声で、『汝、世界を救う勇者也』なんて言われたら。


「サナトレどうした!?」

パパがエプロン姿でドアを開けた。

朝食の匂いが流れ込んでくる。

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