第30話

朝に怯えることよりも、親友に笑われることに。


あいつは完全に計算していた。


なんとか止めようと声を掛ける前に、オリシアが来た。

女騎士団の進展を王に進言しに行く日。


全部、ぶちまけてしまいたかった。


けれど、出来なかった。


今言っても信じてもらえない。


それでも、狂った兄の姿を見た方が、オリシアは悲しむだろう。


ならば、俺が総て背負えばいい…。


オリシアが、今瞳に写している兄だけが本物。

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