風でめくれたぺーじ

朝はまだ来ないか?

第26話

満身創痍もいいとこだ。

あと少しで俺は死ぬだろう。


「朝はまだ来ないか?」


それなのに聞いてしまう。


朝が来るのが怖かった。

幼い頃からずっと。なぜだか、怖くて仕方なかった。


眠る時、いつも朝が来ないように祈っていた。

けれど、朝は来てしまって、がっかりする。


アカデミーの頃に、一時期治まっていたことがある。


寮の仲間と毎晩騒いでいたから、気が付けば朝…だったから。

そうだ。特に気にならなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る