第20話

王の横に立つ弟へ近づいていき、

「ルーイ、王様を頼むよ。それと、コボットの血筋も…ルーイにかかっているのだから」

笑ったつもりだけれど、きっと上手く笑えていなかったんだ

頭を撫でた手も震えていたかも


じゃなきゃ、ルーイがこんなに悲しくしてるはずがない…


「心行くまで、行ってくるが良い」

「はい。行って参ります」




『不安ではないのか?アリー』


 え?




『俺のように、王を殺すかも知れないぞ?』

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