「モデル？竜ちゃんの？？」

「頼んでた人が来れなくて。それで菜穂に」

「あー。なるほど、全然いいよ」

「菜穂っ！？」

「ありがと、助かる！当日の事とかは連絡するわ」

竜ちゃんは玲央の方を見て多分、気を使って帰って行った。

「なんでそんなに竜ちゃんにかみつくの？」

「元々は菜穂が好きだった人だろ！？幼なじみだし…。

もしアイツが告白してきたら…」

その言葉を聞いた瞬間、何かがプツッと切れた。

「え？そんなに私信用されてないの？」

「いや、ごめ…」

「帰って。今顔みたくない」

「菜穂さん？」

「帰ってくれる？今すぐ」

作り笑顔で対応し、玲央は泉くんと言う通りに帰って行った。

「はぁ～…バカ」

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